あしたのジョーはボクシング漫画史上最高の作品です。

力石の死後が本当のジョーの物語

こんにちは、Motegiです。

今日も私が好きな作品を紹介します。

それは・・・・

「あしたのジョー」

 

知っている人は知っている。

私のとっては、

文句なしに最高のボクシング漫画です。

それでは、ジョーについて

主にアニメ版について語っていきます。

あしたのジョーをちょっと知っている

(多分、アニメしか観た事がない人)

という人は、力石徹の死で終わったと

思っている人が、ほとんどでないかと思います。

 

それは、

ライバルとしての力石のキャラが

主役のジョーと同等、

人によっては

上と感じるくらい人気があったこと。

 

そして、

主役のジョーは力石のとの試合でKO負け。

何より、

その力石が試合後亡くなってしまうという展開。

 

ここで終わらずどこで終わる!!

という物語の展開。

 

アニメの映画版ではここで終わります。

この印象が強い人が大多数です。

ちなみに実写版でもここで終わります。

 

しかし

 

あしたのジョーの物語は

実はここからが本番。

(と私は思っている)

 

TVアニメの場合は、

力石の死後、罪の意識による不振からの復活で

カーロスリベラとの試合で放送が終わります。

 

そして放送終了から数年後、

「あしたのジョー2」

として、

力石の死後の失踪から

帰ってきたところから物語は始まります。

依ってカーロス戦はリメイクされてます。

 

私は「2」の演出の方が好きです。

声優もカーロスは「2」の

「中尾隆聖」さんの方が好きです。

ちなみにドラゴンボールの

フリーザの声をやっている方です。

 

大事なことを忘れてました。

原作の漫画は「2」といった区別なく

最終回まで行きます。

 

原作で言うと、大きく分けた場合、

力石の死の前後で分けられます。

 

こういう分け方をした場合、

全体的に「2」の方が私は好きです。

 

理由は、

ジョーの苦悩から始まり

そして成長していく

本当のジョーの物語のように感じるからです。

 

便宜上「1」と言わせてもらうなら、

「1」の内容は

不良からボクシングを通して更生し、

力石と会ったことによる成長ですが、

子供が大人になる成長物語だと感じます。

 

一方、「2」は、

世界進出、減量、パンチドランカー、

世界戦などのエピソードをを通して

大人としての精神的な成長が描かれています。

(肉体的な成長もあり

減量をで苦しむ場面もありましたが。)

 

出崎統監督の演出効果

「2」になって特徴的な演出があります。

それは出崎統監督の独特の演出方法。

「止め絵」

アニメーションとは基本動画です。

しかし動きを一瞬止めて、

画風も劇画っぽくします。

 

それは単なる一時停止ではないことは

セリフはそのまま進むということ。

言葉での説明では限界があるので、

動画を観てください。


【動画の説明】

●カウンター合戦後半 ⇒ 1:30秒(前半は11話です)

●止め絵 ⇒ 2:05秒

●独特演出 ⇒ 15:50秒

カーロス戦で背景が突然白くなり、半止め絵的な演出も印象的でした

便利な時代ですね。

ネットで容易に動画が手に入ります。

※出崎統監督作品:他には「エースをねらえ」があります。

あしたのジョー2の小話

あしたのジョー2は、

映画版があるのですが、

一言で言うと総集編です。

 

だから折角のシーンもカットされているため、

全体的にボヤーっとしている感じがします。

 

また声優陣も、ジョーと段平以外は

変更されたため、あまり好きではありません。

声優はTV版の方がシックリきます。

 

というか、

TVで慣れている声を急に変えられても

違和感しかありません。

 

なぜ変更したのでしょう?

詳しくは知りません。

 

だから映画版のDVDは持っていません。

 

TV版は「1」から通して持っています。

近年、刊行されたDVDです。

揃えるのに1年以上(毎月1巻発売)。


また、このあしたのジョーも

以前紹介したルパン三世同様、

憶えているセリフが幾つかあります。

例えば葉子がジョーへ告白するシーンとか。

5つの対戦

あしたのジョーでは

大きく分けると5つの対戦があります。

簡単に説明します。

1.ウルフ金串(ウルフ金串)

ウルフは日本ランカーで

ジョーにとっては初めての名のある対戦相手。

ジョーのクロスカウンターで顎を砕かれ引退。

「2」の第1話にも登場し、

ゴロマキ権堂に再びアゴを砕かれる。

2.力石徹

言わずと知れたジョーの最大のライバル。

だが力石は、2階級上のフェザー級のボクサー。

ジョーと戦うために過酷な減量を行い対戦するも

このことが原因の一つで亡くなってしまいます。

作者のちば先生が、体を大きく描いてしまったため

こういった展開になったしまったそうです。

原作者の梶原先生は生かしたかったらしいです。

何が幸いし災いするか分かりません。

3.カーロス・リベラ

ベネズエラの世界ランク6位のボクサー。

力石を殺した罪の意識から頭部を打てなくなったジョー。

頭部を打ってしまうと、おう吐するまで落ちぶれます。

そこに現れたカーロス。

カーロスによって、やらないとやられる。

とジョーの野生が復活。

それまでの対戦相手は、ジョーにとっては

危険を感じない相手ばかりでした。

カウンター合戦を繰り広げ引き分けに。

4.金竜飛(きんりゅうひ)

韓国のボクサーで東洋太平洋チャンピオン。

子供の頃の事件で腹いっぱい食べる事が出来なくなる。

減量など腹を広げてしまった奴がやる愚かな事、

満腹ボクサーと呼びジョーをみくだす。

劣等感を植え付けられ苦戦するジョーの脳裏に

力石が蘇り、そこから・・・

5.ホセ・メンドーサ

キング オブ キングスの異名をとる

世界バンタム級チャンピン(メキシコ)

最強にして最後の対戦相手。

前半、全く歯が立たなかったが、

倒しても倒しても立ち上がる

ジョーに恐怖を感じる。

そして、ジョーの反撃が始まる。

ジョーの好きなシーン

1.カーロスとのロープワークとカウンター合戦

ロープを使った戦法はジョーが一枚上でした。

止め絵とBGMで盛り上がります。

2.ジョーがボクシングをやる理由を紀ちゃんに話すシーン

ジョーに好意を抱いていた紀ちゃんが、

「私、ついて行けそうもない。」と言って

ジョーへの気持ちを断ち切ります。

このシーンで「真っ白な灰に・・・」の

セリフが登場します。

3.ジョーの減量とバンタム級へのこだわり

減量に苦しむジョーに対して段平は
階級を上げる事を提案しますが、
そこで語ったジョーのバンタムへの思い。
心に刺さります。

4.金竜飛と対戦中、力石の事を思い出してからのラッシュ

自分を満腹ボクサーと罵る金に対して、

こいつにだけは絶対負けてはならないという思いを強く抱きます。

その理由を試合中の葉子の一言で知ることになります。

そして試合後のジョーの一言がまた・・・。

5.葉子のジョーへの告白

会えばいつもいがみ合っていた二人。

いつしかジョーへの好意に気付いた葉子が

ホセ戦の当日、武道館の控室で気持ちを打ち明けます。

6.ホセ戦

悲壮感を漂わせながらの試合。

はじめは苦戦するも、心理的にホセを追い詰めます。

しかし技量に勝るホセには一歩届かず、

負けてしまいます。

そこであの超有名なシーンとセリフが・・・


 

現在の世界戦は12ラウンド制ですけど

この頃は15ラウンド制なんですよね。

Moteの締めの一言

なぜ私は

「あしたのジョー」に惹かれるのか?

それは自分には無いものを持っている。

そして、あんな風に熱く生きたい。

そう感じたからではないかと思います。

 

所詮、漫画(アニメ)だろ!

と言う人もいますが、

 

ジョーの

”これ”と決めたら最短距離を突っ走る姿。

自分が燃えるものに出会い能力を開花する。

 

「真っ白な灰になるまで燃え尽きる」

※燃え尽き症候群とかではないですよ。

真っ白になるくらい情熱を傾け、

全身全霊でやってみろ!

という意味です。

 

ちなみに「2」の最終回のサブタイトルは

「青春はいま…燃えつきた」

です。

これらの事って、人生の色んな場面で

自分を奮い立たせる要因になると思いません?

しかし一方では、ホセ戦の序盤にて

こんな事も言っています。

「のんびり行こうや、おっつあん。

のんびりと、精一杯によ!」

おっつあんとは育ての親、段平のこと

私のこの言葉、お気に入りです。

緩急も大事ですね。

Moteの締めの二言目

今回は、もう一言です。

私が18歳になった頃、

レンタルビデオ店が

一般的になってきました。

 

当時、仙台に住んでいた私は

そのレンタル店で

あしたのジョー2のビデオを

見つけます。

 

早速、借りて見ていきます。

面白いです。

しかし、最後はどうなるのか

知っているからなのか、

巻が進むにつれ、複雑な気持ちになります。

 

「見たい」

一方、「(ジョーの最後は)観たくない。」

そんな気持ちを持ちながら観てました。

ジョーとの関係が

終わるような気持ちだったんです。

結局、最後まで観ましたが・・・

名作です。

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とても思い入れのある

「あしたのジョー」

への想いを初めて言語化しました。

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