登場人物
Motegi（私）
ゴッチ（相棒）
Gary（ギャリー・英国のエンジニア）
ボス（Garyの上司）
アル（ドイツのエンジニア）
カール（ドイツのエンジニア）
再会、そして工事現場
こんにちは、Motegiです。
今回はシンガポール訪問記の第２話です。
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翌日、ホテルにGary達が
迎えにきて合流しました。
「How are you Motegi-SAN」
そういえば、アメリカ大統領に
「How are you」と言って挨拶するところ、
「Who are you」と言って挨拶した、
日本にとっては恥ずかしい当時の首相がいましたね。
今、東京オリンピック委員会の会長を
されてるみたいですが・・・。
と挨拶したあと、
昨日もタップリとビールを飲んだのか？
とか、
今回も飲みに行くぞ！
みたいな話を始めます。
私も望むところです。
といった気持ちで
「OK、No problem」
と答えていました。
シンガポールは南国です。
道路の両脇にはヤシの木が
植えられていて、
雰囲気的に国内で例えるなら、
宮崎県に似ている感じがします。
また海が近いので潮の匂いがします。
ただ気になる程ではない。
あと少し蒸し暑い感じです。
どの位の時間を車で移動したかまで
憶えていませんが、
向かう先は半導体工場です。
繁華街のど真ん中にあるはずがありません。
海に近い端っこの方です。
そう、シンガポールの中でも田舎の方です。
初めてのシンガポールということで
移動中は景色をずっと眺めてました。
そして工場に到着。
工場はまだ建設中で、道も舗装されてなく
土のままのところも多々あります。
全体的には、まだ半分も
出来ていない状況でした。
そこで働く建設作業員が、色々な人種がいて、
これまた初めての体験。
工事中の場所を通って
装置が設置されている場所に移動です。
エレベーターはありません。
私はノートパソコンだけですが、
メカ担当は、重い工具箱を持っての移動です。
設置されているフロアーでは
ドイツでも一緒だった
Wackerの二人のエンジニアが
作業してましたが、
Garyが声をかけて私たちに気づき
そこまでまた
「How are you Motegi-SAN」
と挨拶が始まります。
数分、会話をした後、
作業に戻っていきます。
この装置の立ち上げで数か国行きましたが、
ドイツのエンジニアは違います。
ドイツのエンジニアは
私達が立ち上げが終わり、
いなくなっても大丈夫なように
装置の事を知ろうと努力します。
だから、色々と質問してきます。
一方、
他の国の人は見ているだけです。
覚えようなんて
欠片も思っていないように私には思えました。
何かあったら日本に電話すればいい。
呼べばいい。
と思っているみたいです。
特に韓国はそんな態度が丸出しでした。
私達も作業に取り掛かります。
しかし、電気担当の私の出番は
まだありません。
メカ的な設置や調整から入るため、
私はお手伝い、雑用です。
また、
こういった立ち上げ時にあるのが
思わぬトラブル。
水漏れが発生して、
半地下部が水浸しになり作業は中断。
こういう時でも外国人は、
明るく楽しみながら作業なんですね。
日本なら、日本人だけならこうはならないな。
と思いながら作業を見ていました
リバーサイドにて
こういった事もありつつ、
その日の作業は終了して帰る事に。
そして夕食は、
久し振りの再会ということで
リバーサイドのレストランの屋外席で
いただくことになりました。
シンガポールのビールといえば
タイガービール。
はい。ドイツと同様ガッツリ
いかせてもらいました。
そこでちょっと、
実はその時私は誕生日を３日前に
迎えていたことが知れて、
ハッピーバースデイの歌が始まります。
ちょっと恥ずかしいやら、照れるやらです。
何せ周囲の他人もこちらを向いて
拍手で祝ってくれるのですから。
お店からも何かプレゼント料理が
出ていたように記憶しています。
こんな感じで初日を終えました。
締めの一言
ここで作業していると、時折
「マンデーナイト」
と、シンガポール人が言う時があります。
私達にしてみると「Monday Night」
つまり、月曜の夜に何かあるのか？
と思ってしまいます。
が、・・・・・
実はそうでは無く
日本語の「問題ない」を
彼らなりに言っているということに
数日後、気づきました。
ホッとするやら、紛らわしいやら、
と思いましたが、
何だか微笑ましく感じたことを憶えています。
彼らなりに日本ともっと仲良くなりたい。
そんな気持ちを感じました。
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日本でも人気の観光地、
シンガポールへの旅の話です。
といっても、まだ序盤ですね。
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