飛んでシンガポール!2001年アジアの旅 第9話

登場人物

・Motegi(私)

・ゴッチ(相棒)

・ボス(Garyの上司)

・マイク(英国のエンジニア)

マッサージにて

1話から読みたい人はコチラから

 

こんにちは、Motegiです。

今回はシンガポール訪問記の第9話。

ビンタン島のお話の後編です。

 

そして風俗絡みの話です。

今となっては笑い話ですが、

苦手な方はスルーしてください。

一応、言い回しはソフトな感じに

変えているつもりです。

 

 

 

私は部屋で、日本語で書かれた

「マッサージはどうですか?」

という案内プレートを見つけ、

「よし、やってもらおう!」

とフロントに予約を入れました。

待つこと数分。

「コンコン」

ドアのノック音が聞こえたので、

ドアまで行って扉を開けました。

 

そこには、

肌が浅黒い小太りのおばちゃんが

立ってました。

 

年齢は40歳は超えていて

ベテランのマッサージ師って

雰囲気を感じさせます。

 

部屋に招き入れたところで

そのおばちゃん。

「全部脱げ」

と言います。

 

私は、

インドネシアのマッサージは

全裸でやるのか?

オイルとか使うのかな?

と思いながら、全裸になりました。

 

そして、うつ伏せかと思いきや

あお向けで横になれと言います。

 

ここで、私もさすがに

怪しいと感じました。

 

 

ベッドの横ではおばちゃんが

服を脱ごうとしています。

それを見て私は起き上がり

ベッドの横に立ちました。

(全裸で・・・)

 

おばちゃんが言いました。

「S●Xしよう。」

 

「ノー」

 

おばちゃん

「なぜ、気持ちいい」

 

「知ってるよ」

 

おばちゃん

「やろう。日本人みんなやるよ」

 

私は心の中で、

「だから日本語の案内があるのか・・・

まったく・・・」

と思いました。

 

おばちゃん

「〇〇ドルだからやろう」

と金額を言います。

 

私は頭の中で日本円に換算しました。

その結果が5万円。

「おいおい、あんたに5万円

払うんだったら、日本で吉原の

高級店に行くよ!」

と心の中で思いました。

 

「もういい、帰ってくれ」

と言ったのですが、

「ノー」としか答えません。

手ぶらでは帰れないという事なのでしょう。

 

そのやりとりしている間、

テーブルの上に置いておいた

私の財布(サブ)を見つけて

勝手に手に取って中を確認します。

 

「何やってんだ!」

と言って取り返そうしましたが、

それより早く中のお札を抜き取りました。

 

「これだけ?」

と聞いて来たので

「Yes」と答えました。

 

「なぜこれしか持ってない」

と聞いてきました。

「カードがある」

と私は答えました。

 

そのタイミングで、

もうそのお金を渡して

帰ってもらおうと考え、

「やるよ」

というジェスチャーをしました。

 

しかし流石に場数を踏んでいるのか

セキュリティボックスの方を見ました。

「あの中にもっと持ってるんじゃないのか?」

と聞いて来ますが、

「ノー、カードオンリー」

と答えます。

しばらく無言でお互いの顔を見合ってました。

 

時間にして10秒ほど後、

諦めたのかもう一回ベッドに横になれ

と言います。

 

俺はもういいから

帰ってくれと言いましたが、

お金を貰った以上は

サービスはするとのこと。

 

別の意味でプロだな。

そして、

お金はあげたわけではない。

あんたが勝手に財布から

抜き取ったんだろう。

と思いながら、

これで帰るならと考え、

横になりました。

 

そしてサービスが始まりました。

おばちゃんは手でしごきます。

加えて、私の手を取って

自分の胸を服の上から揉ませます。

そして一人で声を出してます。

 

私の方はというと、

心と体は別々の反応を示します。

こんな時でも、あそこは

しっかり、硬くなってます。

 

数分後、私が波動砲を発射して

サービスが終わりました。

 

おばちゃん。

事が終わったらさっさと

退出していきました。

 

私は、

こんな時でも反応する自分の体とか

望まない予定外の出費で、

モヤモヤした気持ちで

服を着ました。

 

持ってかれた金額は

日本円で5000円程度。

危なかったです。

 

メインの財布を出していたら

ゴッソリ持っていかれてました。

 

それにしても、

日本語で書いていたから大丈夫だろうと

思って頼んだのに・・・・。

 

しばらくすると

ノック音がして扉を開けたら

ゴッチさんが立ってました。

時計を見たら

晩御飯の待ち合わせ時間でした。

 

後でゴッチさんから聞いたのですが、

この時の私は、もの凄く不機嫌な

顔をしていたらしいです。

「俺、何かしたか?」

と思ったらしいです。

 

夕食時に、マッサージの話をして

「ああ、そういう事だったんですか」

と、ホッとしたみたいですが、

関係ない人に余計な事を考えさせてしまい

自分の不徳を恥じました。

 

ゴッチさんと一緒に

ホテル内のレストランに向かいます。

既にロビーにはボスとマイクがいて

4人で予約した席に座ります。

この席はテラス席で海風を感じる事が出来ます。

また、照明も所々では電球を使ったもの

そして松明もあり、いかにも南国の・・・

という雰囲気満点です。

 

食事開始の時も私の不機嫌は続いていて、

ボスが

「どうした?」

みたいな感じで訊ねてきました。

 

そこで、思い切ってさっきまでの

顛末を話しました。

一同、爆笑です。

 

私自身も話したことで

気持ちがスッキリして、その後は、

表情も戻り楽しめました。

 

料理で憶えているのはアジア風の焼き鳥。

あとはインドネシア料理だったと思います。

(多分)

 

あと、どうでも良い話ですが、

「あれ岡村じゃない?」

と、思わず口にしてしまった人がいました。

岡村とは、

ナインティナインの岡村隆史の事です。

でもよーく見たら、ホントに良ーく見たら

違ってました。

と思うくらいソックリ。

日本のソックリさんの番組に出たら

絶対勝てます。

 

夕食も終わり、部屋で適当に過ごし、

いつの間にか寝てしまい

気付いたら朝でした。

 

朝食は各自で自由にということで

起きてから30分後くらいに食べにいきました。

テラス席で飲む朝のコーヒーはたまりません。

 

チェックアウトの時間になり、

ロビーに集合、ボスが会計を行います。

そして私の伝票を見せてもらったのですが、

昨日のマッサージの料金が加算されています。

思わず苦笑い。

ボスも「OK!OK!」と言ってます。

 

2019年の流行語で言うなら

「まさに闇営業です。」

 

そして、再びフェリーに乗って

シンガポールに帰りましたとさ。

追伸

これだけ楽しんだのに、使ったお金は

・ビーチサンダル
・マッサージ
・部屋で飲むドリンク

ボス、ゴチになりました!

 

この日の、それからの行動が

全く思い出せません。

Moteの締めの一言

「旅の恥はかき捨て」

と言いますが、リアルに「かき捨て」に

なってしまいました。

 

でも時間が経つとこうして

笑い話に出来ます。

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日本でも人気の観光地、

シンガポールへの旅の話です。

話は中盤になりました。

インドネシア編です。

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